血管外科(さいたま市立病院)のホームページ

・閉塞性動脈硬化症とは

・閉塞性動脈硬化症の診断
閉塞性動脈硬化症の症状

閉塞性動脈硬化症の治療法

閉塞性動脈硬化症の診断

閉塞性動脈硬化症の診断は簡単にできます。
足の動脈に狭い場所や閉塞している場所があるかどうかは、初診時に行う以下のような簡単な検査で
判ります。

ABI測定器 API (またはABI)
動脈硬化を診断する器械です。
両手、両足に、血圧を測る時と同様にマンシェットを巻き、寝ているだけで簡単に終了します。
上肢(手)と下肢(足)の血圧を測り、比較します。

(下肢の血圧)/(上肢の血圧)の比をAPI(Ankle Pressure Index)と言います。
下肢の動脈に、狭窄や閉塞があった場合には、足の血圧は低下します。その場合、下肢の血圧は上肢の血圧より低くなるため、この比の値は1.0より小さい値となります。
正常な場合は、下肢の血圧は上肢の血圧と比べて同じかやや高くなるため、このAPIは1.00〜1.20と1.0以上になります。


ABIのレポート 結果は、このようなレポートに出てきます。

その結果、APIが0.8〜0.9以下の場合は、下肢の血圧が上肢の血圧より明らかに低いということになります。その場合にはCTやMRAなどの画像検査でさらに詳しく検査を行います。

画像検査

 CTA(CTによる血管造影)
造影剤を静脈に注射してCTを撮影することによって下のような鮮明な三次元の画像が得られます。
これによって、下肢の動脈のどの部分が閉塞したり、狭窄したりしているかが詳細にわかります。
また、画像処理により石灰化(カルシウムが沈着)した部分も鮮明に判ります。
CTAの画像
石灰化の画像

CTAは造影剤を使用して撮影しますが、腎機能が悪い方、造影剤アレルギーなどの理由で造影剤を使用できない場合は、MRA(MRIによる血管画像)を行います。