血管外科(さいたま市立病院)のホームページ

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下肢静脈瘤 Q&A 
下肢静脈瘤 Q&A

1.手術で血管を取ってしまって大丈夫なのでしょうか?
 血管を取った後は何かで補うのでしょうか?

A.動脈は組織に酸素や栄養を運んでいて、動脈と動脈同士の横の交通があまりありません。

そのため、動脈が閉塞するとその下流の組織は壊死に陥ってしまうことがあります。

          動脈が流れる様子の図
しかし、静脈は酸素や栄養を配ったあとの血液が心臓に戻る帰り道の血管です。しかも、「あみだ」のように横方向の交通が発達しています。このため、たとえ正常な静脈の一部を取ってしまっても、血液は迂回して帰るだけなので何も起きません。

         静脈の流れの様子の図
まして、静脈瘤のように、本来の血液の流れとは反対方向に血液を流してしまっている血管は、下肢にうっ血を起こして悪さをしています。そのような血管を取った場合、良いことはあっても悪いことはありません。


2.手術で神経が傷ついて足が動かなくなったりしませんか?
A. 静脈瘤の手術ではあしの表面の血管だけを切除します。あしを動かす運動神経は、あしの深い所を走っていますので、手術部位とは全く異なります。運動神経障害などはありません。


しかし、抜き取る血管に沿った細い神経が傷つくことはまれにあります(1〜2%)。その場合には、あしの限られた狭い範囲の触った感覚が鈍くなることがあります。この場合にも、運動障害は全くなく、日常生活には問題ありません。


3.静脈瘤は破裂すると命にかかわるのですか?
A. 破裂が危険なのは動脈瘤です。静脈瘤は破裂して大事にいたることはありません。一部が破れると、青あざのような内出血を起こすことはあります。


4.手術は保険がきかなくて高価なのでしょうか?
A.入院や日帰りの静脈瘤手術、および硬化療法はすべて保険適応です。


入院した場合でも、入院費、手術費を合わせて片足で 自己負担分は


数万円以内です。



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