血管外科(さいたま市立病院)のホームページ

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下肢静脈瘤 Q&A 

硬化療法


皮膚を切らないで、静脈瘤に薬剤を注入して血管を詰まらせて静脈瘤を治す方法です。
静脈瘤の幹の部分や太い枝は手術で抜去や切除したり、あるいは結紮し、枝の部分をこの硬化療法で治療します。
軽い静脈瘤は硬化療法のみで治療できる場合もあります

硬化剤を静脈瘤に注入している様子の写真








静脈瘤に硬化剤を注入しているところです。

静脈瘤の枝の部分に針を刺し、硬化剤(ポリドカスクレロール)を注入します。
硬化療法に使用する薬剤は、静脈の内側の内皮細胞を障害して静脈を閉塞させます。全身に有害なものではありません。

硬化剤注入後に静脈瘤を圧迫している写真






静脈瘤に沿ってロール状にした綿を置き、その上から弾性包帯を巻きます。

硬化剤を注入した後は、静脈に沿って綿を置き、静脈を押しつぶすようにし、上から弾性包帯を巻きます。
これにより、静脈の内壁と内壁を糊付けするようにつぶします。
硬化療法後に静脈内に血栓ができ、血管に沿って色素沈着が起きる場合があります。




         治療前                          治療後(一か月後)
伏在静脈の逆流がなく、硬化療法のみで治療を行った患者さんです。一部に色素沈着を認めますが静脈瘤は著明に改善しています。硬化療法でできた血栓が吸収されると色素沈着も薄くなってきます。色素沈着は三か月ほどで薄くなりますが、長い場合には消失に一年ほどを要する場合もあります。




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